よく、龍には雄雌は有りますか? また、鳳は雄、凰は雌とも言われますが、道教の考えでは龍はほぼ純陽、鳳はほぼ純陰、雄雌はありません。
役割として、龍は陽の創造する力を多くもち、雨を降らしたり、風を起こしたり、昔雨乞いによく龍が現るとされています。鳳はものごとが完全の陰に落ちら無いように維持していく力があります。国が安寧の場合、鳳は現れるとされています。
よく、龍には雄雌は有りますか? また、鳳は雄、凰は雌とも言われますが、道教の考えでは龍はほぼ純陽、鳳はほぼ純陰、雄雌はありません。
役割として、龍は陽の創造する力を多くもち、雨を降らしたり、風を起こしたり、昔雨乞いによく龍が現るとされています。鳳はものごとが完全の陰に落ちら無いように維持していく力があります。国が安寧の場合、鳳は現れるとされています。
以前も述べましたが、「陽」は始まり、「陰」は終わり、物事は始まりがありれば、終わりがあるとの考えです。
これを踏まえて少し現実味のあることを話します。
命にのり、運を進んでいくなかで、己に目標があれば、自分で始めて、自分で行え、達成する。これで一つの陰陽が完成されます。これは、理論上、運命を進めていく一番単純な要素になります。
例えば、職場へ行って、仕事をして、帰る。
これも一つの陰陽です。このような陰陽は日々生活に多くあります。
前回の補足にも成りますが、陽があれば、必ず陰があります。 人の心情としては、陰の方に”暗い”、”下”、”マイナス”など、よくない感情を抱きますが、道教からすると、陰と陽は全くの平等なので、1つ1つの陰陽を個々で見ることが大事です。
人生においては多くの短長の期間の陰陽が同時発生るため、生まれた時から始まるので、どうしても若いうちには陽の要素が多く老いると陰の要素が多くなります。これも陰を嫌うもう一つの面でもありますが、トータルで考えないといけないです。
よく、陰が極まり、陽に転じる、また、陽が極まり、陰へ転じる、循環として捕らえていますが、1つの陽から陰のサイクルが終われば、また別の陽から陰へと移ります。内容は全く同じであっても時間は先に進んでいます。
同じことを繰り返すことは反復としてはとても大事ですが、過ちは繰り返さないほうがよいとおもいます。とは言え、同じ過ちをするも反復であり、よくも悪くも精神をタフにしてくれるかも。
よく、”陽”と”陰”を”天地”、”明暗”、
”男女”、などといわれます。確かにそうですが、陰陽はただ存在、状況を表しているだけではなく、
移り変わり、時間の流れが含まれています。”天地”の場合は物理的な天地だけではなく、”天”から”地”が出来た流れ、”明暗”の場合は太陽が昇り太陽が沈む流れ、”男女”の場合は男性から女性へ生命のリレーがつがれる流れ。いずれも移り変わりを含まれます。
道教の考えでは運命は”運”と”命”として分けています。また、生まれたときから運命が決まっている。
”命”は生まれ持った要素が多く、例えば 生国、人種、親、親族、背格好など、乗り物にたとえます。
”運”は生涯の地図ともいえます。もらった地図の出発点からのスタートです。取捨選択の要素が多く感じられますが、例えば、交友関係、就職先、伴侶など、が、いい地域でスタートする場合もありますけど、悪い地域からのスタートもあります。
”陽”が”陰”への移り変わりにより”命”に乗ったわれわれは”運”の上で進みます。
”運命”は変えられることはできないが、その旅をどう向き合って進むのかは大事になるということです。
「陽」は始まり、「陰」は終わり、物事は始まりがありれば、終わりがある。”陽”から”陰”へ移り変わるのが原動力となり、物事が移り変わる
ようになる。
今の時期一番感じるのは”自然”の季節の変わり目。
季節の移り変わりも一年の陰陽の移り変わり、特に顕著なのは秋、色んな所で陽から陰に移り変わるのを見受けます。
冬に適応する聖天宮境内の仙台枝垂れ桜
陽が陰に移り変わる力強さは時間の流れを感じさせてくれます。